PHLOX|フロックス (草夾竹桃) Unanimity & Harmony

同意と調和

He who lives in harmony with himself lives in harmony with the universe.

 

自分と調和して生きる者は、宇宙と調和して生きている。


―Marcus Aurelius

 

ギリシャ語の『炎』に由来するフロックスの花は、古代から特別な存在として大切にされてきました。ローマ帝国時代のプリニウスの著書「博物誌」には、フロックスの詳細が記載されています。北アメリカ原産のフロックスは、古くからネイティブ・アメリカンの装飾や料理、または薬草として利用されています。1725年にフロックスがチェルシー植物園でヨーロッパ人に紹介されると、人々はたちまちその魅力と甘い香りに魅了されました。そのかわいらしい小さな花が密集して咲く様子から、フロックスは全員の同意と調和を象徴するようになりました。

 

インスピレーション・メッセージ:

ひとつの花で花束が作れないように、ひとりの声だけではハーモニーは生まれません。自分の情熱の炎と他の人のエネルギーと才能を合わせ、心をひとつにして取り組めば、素晴らしい成果をあげられるのです。

 

 

Interpretation

 

ローマ皇帝マルクス・アウレリウスの「自分と調和して生きる者は、宇宙と調和して生きている」は、壮大なメッセージです。

私たちは宇宙の一部であり、地球上の自然や他の人々と深く結びついています。その自然や人との関わりの中で連帯感を感じたり、共感や愛情が生まれたり、経験を通してそれぞれが成長し社会が発展していくことは、宇宙の成長の一環だと捉えることができるからです。

フロックスの花は、ひとつひとつは小さな花ですが、宇宙規模で見ると、私たちも小さくてチャーミングな花なのです。