運命
It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves.
星は運命を決めたりはしない、運命は自分の手で掴むもの。
―William Shakespeare
カメリアはアジア全域で神聖な花として愛されています。中国では国花であり、娘や息子の象徴でもあります。日本では神聖な樹木とされ、韓国の結婚式では長寿を願う意味があります。
ヴィクトリア時代のイギリスの社交界のために、カメリアがアジアから輸入されると、恋人たちの間に特別な意味も持つようになりました。白いカメリアの花を贈ることは「ふたりは一緒になる運命」というメッセージを届けていました。
インスピレーション・メッセージ:
周りを見渡してみると、運命があるべき通りに広がっていることに気が付きます。そして、自分の内側を見つめ、心の中にあるものを感じることで、真の運命が明らかになるでしょう。
Interpret
同じ「運命」という言葉でも、英語のFateとDestinyには微妙な違いがあります。
Fateは生まれた場所や状況など、自分では変えることができない不可避な「宿命」で、Destinyはこれから変えることができる未来に対しての「運命」、または、まだ自分が気付いていない「使命」と言うこともできます。
「神よ、変えることができないことを受け入れる穏やかな心と、変えることができるものを変える勇気を、そして、それを見分ける知恵をお与えください」というのは、アメリカの神学者であるニーバーの祈りですが、自分の内なる声は静かにそっとささやきます。それはまるで花たちの言葉のようにそっとなのです。