ANEMONE|アネモネ (風の花) Anticipation

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期待

I felt like an arrow, pulled back and ready to be launched into something big. 

 

まるで矢になった気分。弓に引かれて何か大きなものに解き放たれる準備ができてるの。


―A. B. Shepherd

 

この繊細で『風の娘』の名前を持つにふさわしい花は、これまで詩人やアーティストにインスピレーションを与え続けてきました。アネモネの花は、夜間や雨が降りだすと、その花びらを閉じてしまいます。それがヴィクトリア時代の人々に希望が薄れていくことと期待を思わせたのでしょうか。それでも、その名前の通り優しい風のように、心待ちにしていた花をふたたび咲かせます。愛らしいアネモネは春の訪れを知らせる最初のサインであることから、時が満ちていることを告げています。

  

インスピレーション・メッセージ:

他の人が希望を失いかけているとき、あなたは地平線の向こうに明るい可能性を感じながら、『風の娘』のように新しい夜明けへの変化とチャレンジを待ち望んでいます。

 

 

Interpretation


花は咲こうと思って咲くのではなく、何かに応えるようにひとりでに開き、ひとりでに閉じていきます。アネモネの花は、天の恵みである優しい雨の音を聞きながら、身を守るように可憐な花びらを閉じて、ふさわしい未来への希望に胸を膨らませているのかもしれませんね。